りょうま(@ytq_ryoma)です。
皆さんは今どんな状況でお仕事をされているでしょうか。サラリーマンの方、個人事業主(フリーランス)の方、色々いらっしゃるかと思いますが、サラリーマンと個人事業主(フリーランス)では仕事上で得られるスキルに決定的な違いが1つあります。今回はそんなお話です。
会社員時代を振り返る
私はすでに32歳の時にサラリーマン(会社員)をやめ、フリーランスという形で独立しました。
WEB製作者として会社を立ち上げるほど、人脈もスキルもなく、これまで10年間サラリーマンデザイナーをしてきたという実績しかありませんでした。
WEB制作の仕事をずっと続けてはいましたが、会社は10社ほど転職しています。
お硬いジャンルから、派手なエンタメ系まで彩り鮮やかな転職人生で、どこの会社にも思い入れや思い出、知り合った仲間、酒飲み友達まで、今でも連絡を取り合う友人もいます。
転職の理由としては、自分のスキルアップや給料アップが主な理由でして、給料に関しては意地でも契約時に前職以上をキープしてきました。
ですが、社内でのポジションは、デザイナー、コーダー、エンジニアであり、チーフやディレクター、マネージャーを努めた経験はありません。
1企業で3年以上勤めれば、まず昇格するでしょう。デザイナーはチーフデザイナーに、またはディレクターに、またはスーパーマンであればプロデューサーまで飛び級する方もいらっしゃいました。
私は社内でのポジションを捨てる代わりに、自分の技術スキルを優先してきました。現場の仕事が好きで、社内政治やメンバーをまとめる仕事は好きではなかったので、ここはブレたことはありません。
おかげで転職のたびに新しい技術に出会い、それを吸収し、これまでのジレンマを昇華させることができ、培ったナレッジのおかげで今でも技術的な進歩の波にスムーズに乗ることが出来ています。
過去の会社時代の同僚は、ディレクターになり、マネージャーになり、コンサルになり、と現場を離れる代わりに昇格し、見事に案件を回しているようです。
WEB制作の現場視点で言えば、この2つの分かれ道が大きな差だと思います。
もちろん、ポジションアップ=給料アップ、なので会社員で目指す姿は多くの方はこちらでしょう。
フリーランスでは得られない絶対的なもの
結論からいいますと、「無茶振り対応、クレーム対応の自分の返答スキル」です。
会社として、チームとして仕事をするうちは、上記から逃げることはできません。
フリーランスだったら、嫌いなクライアントとは仕事をしなければよい、損切り案件として降りればよい、と自分の都合でぶっちぎることもできます。
(個人の信頼は失墜するでしょうか、自分の精神衛生ほうが大事です)
会社員の場合、やれと言われたらやる、理由も聞かずにやる、提案しても却下、などとにかく毎日毎日が理不尽や不条理との戦いです。
ですが、多くの方はこれを乗り越えることで成長します。ここで辞めたら成長しません。以下に相手に少しでも理解してもらえるように、理路整然と返答できるか。不愉快を与えず、自分の意見を受け入れてもらえるか。
植物にもあるように、社会人の”成長点”がここなのです。
この理不尽・不条理との戦いからの成長はサラリーマンでしか経験できず、いかなる仕事をする上でも絶対的なヒューマンスキルとして活かすことが出来ます。
ほら、よくいるじゃないですか。
異業種から転職してきてもすんなり仕事を回せる人が。うらやましいですよね。
語彙力の多さ、起点が効く速さ、これを鍛え育てるのは場数をたくさん踏んで、会話のパターンをたくさん身につけるしかありません。
会社員として得られる最大に魅力的なスキルはこれに尽きると思います。
このスキルを持ち合わせない人間は、すぐ逃げますし辞めます。
逆に備わるのが「言い訳スキル」です。
言い訳もうまく活用できればいいですが、たいがいは逃げるために全力で振りかざしてきます。
誰からも信頼され、愛される会社員になるために、是非とも上手にスキルアップをしていただきたいです。
結局のところサラリーマンとフリーランスはどちらが幸せ?
結論どっちも幸せですね。(すみません、くだらない見出しで汗)
フリーランスになる人なった人には、目的や目標があります。ダラダラとなんとなくなるものではないですし、土壌があり、人脈があり、スキルがある。これを自分のチカラで活かして稼いでいくわけですから、責任も重いがやりがいも大きい。
- 都会を離れて自然の中で家族と暮らす幸せ。
- 都会の中で、刺激を毎日受けながら多くの仲間と過ごす幸せ。
- 大企業でプロジェクトを動かし、世界と仕事をする幸せ。
- 個人の能力を買ってもらい、高い評価が報酬となる幸せ。
幸せの定義は人それぞれで、どれが正しいというものはありません。
私はまた機会があれば会社員として働こうとも思っています。
時代にあわせて柔軟に動ける人間になるために、自己スキルを目一杯上げておきましょうね。
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