近年会社員をやめてフリーで仕事をする方は非常に増えました。
私自身約5年前に会社員からフリーランスになる道を選び、現在は自宅とコワーキングスペースで仕事をする日々を送っています。
これからフリーランスになる方、会社員を辞めてブロガーで食っていこうと考えている方は、スタート直後につまづかないために、たった1つのことを意識して行動すると失敗するリスクが大きく減りますので参考にしてみてください。
まずは会社員をやっていたことのメリット
ブロガーの小林亮平さんのツイートが的を得ています。
今思うと、サラリーマンの経験があって良かったなと思う。
ビジネスマナーは、間違いなく身についたし、仕事の仕方も覚えた。『サラリーマンを経てから独立すべきだ』と言うつもりは無いが、経験したからこそ共感出来る事も沢山あるし、自分にしか書けない事もあると思う。
— 小林亮平@資産運用ブログ (@ryoheifree) 2017年7月21日
【サラリーマンで良かった事】
◆ビジネスマナーが身についた
◆プレゼンの仕方を覚えた
◆根回しの方法を知った
◆営業戦略、金融知識を学んだ
◆不条理にも笑顔で応えられる
◆話し相手がサラリーマンだった時の気苦労がよく分かるサラリーマンのうちに、学べる事は沢山ある。
— 小林亮平@資産運用ブログ (@ryoheifree) 2017年8月24日
サラリーマンの素晴らしい点。
『お金を貰いながら学べる』
本屋に行ってもビジネス書の多くは、サラリーマンやってれば学べるものばかり。
お金払って通う学校よりずっと良心的。
1〜3年サラリーマンするのは全然アリ、というか推奨したい。— 小林亮平@資産運用ブログ (@ryoheifree) 2017年8月24日
自分も小林さんと同じ意見です。
会社員であることのメリットは実はとても大きいです。
20代に大きく吸収できて成長する期間に得るものは、フリーランスで1人でもくもくと過ごす以上に得るものが多いです。
なにより現代の就活においては超売り手市場であり、”新卒”という人生で1度きりの最強のカードを利用して就職しないことはとてももったいないです。
フリーランスになる機会は無限にありますが、新卒入社する機会は人生に1回しかありません。
脱サラ→フリーランスがスタンダードな転職になりつつある
これまでの経験、才能を生かして仕事にし報酬を得ることは決して難しくない時代です。
会社員というパッケージされた人生を過ごすより、自分らしく自由に活動してより豊かな人生を選びたいと思う反面、なかなか会社を退職するという決断はしずらいものです。
なぜ会社が嫌になるのか
会社を辞める理由は千差万別です。給料が安いor昇給しない、他の社員とコミュニケーションがうまく取れないorなじめない、仕事に興味がわかない、肉体的に続けるのが難しいor精神的に苦しい。
などの理由が多いですね。
これは会社員になれば誰もが1度は経験し普通の感覚として感じる苦痛です。
それでも頑張って会社員を頑張って続けましょうということが言いたいわけではなく、転職やフリーランスの転身は自由です。
私が感じた疑問はこれらの理由、学校卒業後に就職せずフリーランスになってしまった人、新卒入社数ヶ月で見切りをつけて辞めてしまった人たちがいること。
最近とあるコミュニティに参加しブロガーの方と接した機会があったのですが、すでに社会から離れ、ブロガーになる、Youtuberになる、人と人をつなぐパイプになる、人生のコンサルになる、と決意表明している人が多数いました。
さらに驚いたのが20歳前後の若者が多かったのです。
ブロガー、ユーチューバー、インスタグラマーという選択
なぜ憧れるのか
ずばりその道の先駆者や成功者が多数いることです。彼らは広告収入やアフィリエイターとして数十〜数百万円の収入を得ています。
成功者の地位や収入に強い憧れを抱き引き寄せられるのだと思います。さらに言えばブログ、Youtube、インスタグラムというプラットフォーム内であれば、スタートラインは同じです。
無料サービスなので敷居が低く「自分でもできる、働くより簡単かも」と感じてしまうことが、見切り発車に拍車をかけてしまう要因の1つです。
何かを伝える前に冷静になってみよう
スタートしたばかりの人からは人生論や社会的影響を感じることはない
非常に冷たい言い方になってしまい申し訳ありません。
ですが学校を卒業して就職せずにいきなりフリーランスになった人、社会人を数ヶ月でドロップアウトしてしまった方から、人生の何かを学んだり影響を受けることはあまりありません。(特に今の私は)
ご両親や年上のご兄弟にお話しても恐らく何も響かないでしょう。
とくにご家族以外の年上の方に伝えるのは難しいです。
人生経験の差はもちろんですが、昔からこういう若者はいなかったわけではないので、「ああまたか」というキメツケがあります。
経験や実績を積んでしっかりと自信をもってお話できるようになってからにしましょう。
いきなり発信をするのではなく、最初にやるべきことは、
- どこで(プラットフォーム)
- 誰に(ターゲット)
- 何を(知識・技術・体験)
- どうやって伝える・提供する(オリジナリティ)
のコンセプトをしっかり決めること。
ゲーム実況します!
お気に入りのマンガ紹介します!
ほしいものリスト公開します!
ばかりの発信は一体誰に届くでしょうか・・・
結局自己満にしかなっておらず、表現者・発信者として活動するにはいささか薄っぺらさを感じてしまいます。
早く成功する・実績を上げるために必要なこと
早く稼ぎたい!成功者になりたい!名を上げたい!と思うときに、何が重要か。
多くの方は先行者優位だと思っていないでしょうか。
私は先行者より高評価者が優位だと思っています。
世の中は先行者優位なのではなく高評価者優位なのだと思う。
評価とは信頼であり価値である。
この2つが市場価値を生む。
先行だろうが後発だろうが、評価が高いモノが常に上に立つ。— りょうま@ほぼHTML1本で食ってきたWebデザイナー (@RyomaHTML) 2018年7月12日
今さまざまなネットサービスに評価機能がついている。
実績の数は決してアドバンテージではなく評価が第一基準。
なぜなら実績に比例した悪評には信頼と価値がない。
いずれ個人個人の仕事にも誰でも閲覧可能な評価が明確につくかもしれない。
リクルートの方法が大きく変わるかも。#逆就活— りょうま@ほぼHTML1本で食ってきたWebデザイナー (@RyomaHTML) 2018年7月12日
どんなに早くその商売やサービスに手を付けていても、後から来た優秀な人に一気に抜かれてしまうことはどの世界でもあります。
スポーツの代表選考で10代の選手がエースに選ばれることも、ベンチャー企業が数年で上場することも何ら珍しいことではありません。
年功序列や先行者が決して優位ではないのです。
奇抜なアイデアや人々を引きつける魅力や話術があれば、先行しているフリーランサーたちよりさらに上に行くことができます。
”まず行動する”ことはフリーランスになるために重要なファクターですが、何も考えないのはただの見切り発車です。
スタートしたはいいけども、「さて次どうしようかな」「やることなくなったな」「なかなか注目されないな」となってしまうとどうしても継続し難くなってきてしまいます。
そうならないためにすべきこと、それが
- どこで(プラットフォーム)
- 誰に(ターゲット)
- 何を(知識・技術・体験)
- どうやって伝える・提供する(オリジナリティ)
のコンセプトをしっかり決める。
スタートを切ったらまずここから考えてプランを立てていきましょう。
<釣りバカYoutuberの場合>
- どこで(ブログ、Youtube)
- 誰に(全国の釣り好き、初心者向けに)
- 何を(おすすめスポットやタックルの紹介)
- どうやって伝える・提供する(動画を交えて、使用レビューや改造などして)
など、目的やコンセプトをしっかり持つことでブレずにいられますね
最後に
「フリーランスになる」というのは自己申告で職業も自分で勝手に名付けることもできます。
要は言ったもの勝ち、やったもの勝ちの世界なのです。
「あなたはどなたですか?」
と誰かに問われたときに、自信を持って「私は◯◯の△△です!」と答えられないといけません。
ご家族、お友達、お仕事関係の方、全ての方に言えるようになれないとなかなか認めてもらうことはできません。
そのために名刺を作ったり、HPを用意したり、SNSの発信し続けたり、自分というものをしっかり持って活動していきましょう。
何より大事なポイントは、
- どこで(プラットフォーム)
- 誰に(ターゲット)
- 何を(知識・技術・体験)
- どうやって伝える・提供する(オリジナリティ)
のコンセプトをしっかり決める。
これがフリーランスで失敗しないためにすべきたった1つのことなのだと私は思います。