やってはいけないこと

facebookの終活について考えてみる

facebook利用してますか?「うーん、最近は投稿することもないなあ」「イケてる情報あったら即シェアするよ!」「あ、アカウントのパスワード忘れたw」など様々だとおもいます。

私のまわりで近年そのfacebookアカウントを終活する動きが増えてきたので、少し考えて見たいと思います。

アクティブユーザーではなく、”投稿者”が確実に減っている。

今年のfacebookに関する大きなニュースはこれがありました。

[blogcard url=”https://forbesjapan.com/articles/detail/15333″]

上記は海外のニュースソースではありますが、自分のアカウント内の友達でも2015年ごろから目に見えて、タイムラインが偏ってきました。

現在の友達の人数は125人ですが、3ヶ月に1度投稿する方が7名程度、1ヶ月に投稿する方は5名程度、1週間に1回投稿する方が5名程度です。ほぼ毎日投稿する方は3名くらいでしょうか。

あくまで私の友達内では、125人中20人しか投稿していないんです。2011年頃はもっと活発で、色んな方の投稿がありましたが、現状は2割弱の人数しか投稿していません。

3ヶ月の中で登場人物が20/125人しかいないということです。

残りの105人はどうなった?!

とはいえ多くのアカウントは残っており、いいね!やコメント書き込みによる小さな登場はしているので、いなくなったわけではありません。
利用するユーザーに変化が起きていて、多くの方が投稿をしないで読むだけのRead Only Member(通称ROM専)になったのだと思います。ですのでアクティブユーザーはそこまで減っていなく、投稿者が大きく減ったことで、開店休業状態感が漂っているのだと思います。

”mixi疲れ”の再来

かつてのmixi疲れと同じく、コメントしたのにコメントされない、いいね返しがない、自慢とかまってちゃんがうざいなど・・・ふたたび同じ思いをしたことで他人の書き込みに嫌悪しROM専すらやめたという人も多いのではないでしょうか。

それに加え、facebookでは繋がり方が中途半端で、仲良しのみのクローズドコミュニケーションじゃなく、会社の同僚・上司、近所のママ友、疎遠の同級生など、広く浅く簡単につながり過ぎたことで、自分の思ったことが言いにくくなりました。

特に30歳過ぎの大人になれば、家庭環境や仕事上の立場、結婚離婚出産など人生に大きな差が出てきますし、政治思想や品格性格が絡まると、同調意見をもらうのも言うのも気を使いますよね。

恐れなく意見をいうのはやっぱり怖いですし、皆が発言をしなくなってきたのもなんとなく必然といえば必然なのかもしれません。

これは知らなかったのですが、50~64歳の利用者が伸び続けているというのです。

[blogcard url=”http://getnavi.jp/life/138809/”]

なるほど、若年層に限らず中高年の方々が増えてるとなると、自分がfacebookのマーケターだとしたら、ペルソナをどう設定するかは非常に難しいところです。

一方で企業やお店の情報取得ツールとしては健在

かくいう私も、最近はイベント情報、お店の情報、宿の情報など、自分に関わりのある情報取得ツールとして利用しています。やはり最新情報がfacebookに上がっている可能性は非常に高く、行動するときの”生きた情報”の取得には最適であるのは事実ですね。

”facebook終活”が始まってます

じわじわ起きはじめているfacebook終活です。

プロフィール写真がデフォルトに戻る、基本データが何もなくなる、自分が写る投稿写真を消す。中には過去の投稿を丸ごと全て削除した方もいます。

たしかに自分も過去の投稿や写真は削除しました。思い出として残したものもありますが、ほんと当たり障りのないものだけ・・

ネット上のデータはいつどこでだれに見られているかわからない、近年はとくに”晒し(さらし)の文化”が発達してきてしまいましたので、ちょっとしたことですぐにネットパトロール隊に捕まってしまします。犯罪に巻き込まれれば尚更のこと、デジタルタトゥーとして一生ネット上に残り続けます。

またストーカー被害や執拗な嫌がらせで困っている方もいるでしょうし、他人に監視されているのは気持ち悪いですよね。でもfacebookで自分を晒すというのはこの危険が常につきまとうということであり、それをこの何年かで、多くの方が学習したのだと思います。

家族や自己防衛のためにもネットから姿を消すというのは現代では正しい生き方かもしれません。

単純に”飽きたから辞めた”だけではなく、このような”自己防衛”も働いたと推測しています。

facebookは次なるステージへ

こんなニュースがありました。

[blogcard url=”https://japan.cnet.com/article/35083666/”]

[blogcard url=”https://nge.jp/2016/06/16/post-132665″]

うーん、理解不足で具体的な青写真が浮かびませんが、最近のTwitterにも似たような機能がリリースされましたが、誹謗中傷・アンチ・ドメスティックコンテンツの排除により健全なSNSを構築するということでしょうか。

Twitterは自分自身でフィルタリングレベルを指定しますが、facebookはディープラーニング×ディープテキストにより、スパムを自動排除し本人の興味関心ごとが高いものに誘導してくれるという仕組みのようです。

サービスは常に進化を続けており、それに付き合えるほどのリテラシーを持ち続けるのは意外と難しいですが、何も考えずとも健全で有益なSNSライフが送れるようになれば、一旦離れたユーザーも、利用目的を新たに戻ってくるかもしれませんね。