新しくスタートした郵便局とフリマサイトの新サービス「ゆうゆうメルカリ」「ゆうパックお手軽版」とはいかなるものか、使い方や使える場所などを調べてみましたのでご紹介します。
現在利用しているフリマサイトについて
私はフリマアプリのヘビーユーザーで、主にメルカリ、ラクマ、ヤフオクの3本に出品しています。
私個人のフリマの歴史はヤフオクサービスリリースから遡り、かれこれ10年以上になります。
しかしメルカリの登場により「オークション」というものから戦場を変え、フリマアプリの「自分の言い値」で販売することに勝機を見い出しました。
もちろんヤフオクにも即決落札価格というものはありましたが、こちらで落札されることはなかなかありません。なぜならその商品に対して適正な価格ではなく、出品者の儲かったら良いなというやや高めの金額が設定されている商品が多いためです。
購入者の心理は「いかに安く買うか」に集中しています。状態の良い物が良いももちろんですが、意識としては「値段」が意識先行しています。
さらにメルカリやラクマでは「値引き交渉」に対峙するケースが多いです。多くの出品ユーザーは値引き交渉を見込んだ金額を上乗せしています。
私の経験上、「売り」も「買い」成約率の一番高い割引率は1割引です。
たまに3割引や半額を要求されるケースもありますが、最近はそうしたユーザーもやや減ってきたように見受けます。
メルカリの登場でユーザーのフリマリテラシーも徐々に向上してきたため、メルカリ、ラクマでは「自分の言い値」で売れるケースが増えてきました。
私は自分なりの売り方のコツを掴んでからは、出品リストの8割程度は売りさばくことができています。
過去に、フリル、ZOZOフリマ、LINEモールなども並行して出品していましたが、これらは全てやめました。
理由はお客さんがほどんどいない、投稿フォームが使いづらい、サービスが終了した、などです。
1つの商品を5サイトで管理するのはかなりの手間ですので、3サイトまでが限界かなと思いますね。
ネットフリマユーザーの大多数は、ヤフオクかメルカリ、この2つに存在します。
ですので出品するならまずこの2つを抑えましょう。ラクマに関しては販売手数料が無料である、楽天ポイントで買えるなど、楽天市場ユーザーを囲っているため、メルカリほどではないですが、コンスタントに売れるので、こちらも平行出品することをおすすめします。
とりあえず、現在利用しているフリマサイトの現状分析はこんな感じです。
ヤマトの宅急便コンパクトは優秀。
フリマサイトで売れたあとは、私は基本的に梱包の手間を抑えるために、宅急便コンパクト専用ボックスを使用します。Amzonで20個セットで購入できるので常備してあります。
シャツやパンツ、小物雑貨類はこの箱に大体収納できるので、とても便利です。
らくらくメルカリ便では、匿名配送ができるため、お互いに身バレせずに発送&受取ができるのもポイントです。
発送するには「らくらくメルカリ便」、「ヤフネコ宅急便」を使うのですが、ファミリーマートとヤマト営業所でプリントして発送できるので、出かけるついでに発送できて非常に便利ですよ。
専用ボックスとコンビニ発送の手軽さは、発送作業をラクにしてくれている便利ツールであり、利用する上での最大のメリットなのです。
対するゆうゆうメルカリ・ゆうぱっく(お手軽版)は・・・
サービス内容としては、「らくらくメルカリ便」、「ヤフネコ宅急便」とほぼ同じです。
料金体系が若干違うでしょうか。
こちらは郵便局とローソンでプリントして発送できるということで、「らくらくメルカリ便」、「ヤフネコ宅急便」を意識したサービスであることは間違いないです。
6月20日にサービスがスタートしました。
ちょうど翌週の6月28日に商品が売れたのでさっそく利用してみようと思い郵便局にむかいました。
ゆうプリタッチがない
ヤマトでいう「ネコピット」、
ローソンでいう「ロッピー」、
ファミリーマートでいう「ファミポート」です。
ないんですよ、印刷機器が。
※郵便局で取り扱う機械は「ゆうプリタッチ」といいます。
おかしいなと思い、局員に尋ねる。
私「ゆうプリタッチはありますか?」
郵「あ〜、うちは取り扱ってないです」
私「え?・・あ、、、そうですか・・・」
郵「荷物の発送はゆうパックのみですね」
今回はしかたなくゆうパックで発送し、その後ゆうプリタッチ取扱店をしらべたところ、全国に約1000店導入されてようです。
1000店!!!! たったの1000店だけですか!?
全国に約20000店ほど郵便局があるのに、ゆうプリタッチたったの1000店。。。
しかも住んでる地域の取扱店が非常に遠い!!!
じゃあローソンで発送するか!と思った矢先にページ内には
「現在、コンビニエンスストア(ローソン)での発送受付が行えません。」
うーん、なるほど、システムの整備が追いつかず見切り発車してしまったというところでしょうか。
もうこれ以上語る必要もないですが、郵便局あるいはローソンで使えない地域では、現状全く使うに値しないサービスです。
※7/3現在も、ローソンでは発送受付はできていません。
あらためてヤマト運輸がすごい
そう考えると、ヤマトの配送サービスってすごいんです。
はこBOONが登場したときも、荷札を書かなくてよいことに「これはなかなか画期的」と思って利用していました。
残念ながら6月末をもってはこBOONは終了しましたが、そのサービスを継承している「らくらくメルカリ便」、「ヤフネコ宅急便」はフリマサイトになくてはならない発送プラットフォームになりましたね。
フリマアプリを利用している方は現状「らくらくメルカリ便」、「ヤフネコ宅急便」での発送をおすすめします。
郵便局はゆうプリタッチの導入は年内に5000店を目指すそうです。しばらくは近所の郵便局をウォッチしつつ、運用整備が整うのも待ったほうがよいかもしれませんね。