今年もいよいよあと1ヶ月と少しとなりました。フリーの皆さんも1年間健康に過ごせましたでしょうか。
大きなケガや病気をしてしまうと仕事が出来ない期間ができて生活リズムも崩れてしまいます。
フリーランスといえど健康第一で過ごすために健康診断は毎年必ず受けておきましょう。
今回は私が加入している健康保険組合のサービスで健康診断が無料で受けれますので、今回はそちらをご紹介したいと思います。
WEBデザイナーが加入できる健康保険
通常の国保だと、収入にもよりますが毎月の保険料が2万以上かかってしまいけっこう高いのです。
ですが専門職で加入できる国保組合がたくさんあることをご存知でしたでしょうか。
国民健康保険組合連絡先一覧
(参照:http://hokeninfolist.main.jpより)
その中でもWEBデザイナーが加入できる保険、それは「 文芸美術国民健康保険組合」といいます。
その組合に加入するにはさらにその中の加盟団体のどれか1つに所属している必要があります。
リストを見ていただければわかりますが、映画関係やマンガ、アニメーター、書道、演劇など多岐にわたる団体が存在しています。
各団体の加盟には審査があり、これまでに職業としての実績を証明したり、作品を提出したりする必要があります。
その中でWEBデザイナーが該当する団体が「日本イラストレーション協会(JILLA:ジャイラ)」です。
まずこの団体に加入し、その後文芸美術国民健康保険組合に加入するという2段階のステップが必要になりますのでご注意ください。
日本イラストレーション協会に加入するには
日本イラストレーション協会への加入には申込用紙の他にこれまでの実績の一部提出を求められます。
(今はどうかわかりません・・が変更がなければおそらく必要)
私はこれまでWEB制作に10年以上携わってきたので、WEBサイトやバナーなどポートフォリオを紙にい印刷して提出して承認をいただきました。
日本イラストレーション協会に加入すると、会員証が届き会報やその他のお得な割引サービスなんかも受けれます。
あまり詳細は申し上げられませんが、私が受けている恩恵でいうと、MAC製品の割引購入やAdobeCCの年間割引購入なんかもあるので、WEBデザイナーにはもってこいの団体ではないでしょうか。
WEBエンジニア、プログラマは入れるの?
職業の名称はともかくとして、創作物が無い場合はおそらく難しいです。
プログラミングによる創作物は、イラストレーションやデザイニングとしてオリジナリティあるものと認められづらいです。
あくまでも1枚絵としての創作物があり、それを職業としてきたかが前提であると思いますのでご注意ください。
文芸美術国保に加入するには
日本イラストレーション協会に加入したあとは、そちらから文芸美術国民健康保険組合への加入申請書を送ってもらい郵送申請をします。
詳しい郵送資料がどこかにいってしまいましたが、主に郵送でのやりとりになりますので、とにもかくにもまず日本イラストレーション協会への加入を完了させましょう!
何もなく手続きが進めば1ヶ月以内には完了し、保険証が手元に届きます。
国保の保険料も若干安い
一般的な国保と違い、文美保の国保は一律金額で、通常より若干安くなっております。
私が加入した当時は毎月15,000円程度でしたが、今は19,000くらいまで上がっています。これは社会保障予算に引っ張られた部分が大きいですが、おそらく今後もじわじわ上がっていくのではないかと思っています。
一般の国保に追いつくことはないにしても、ほぼほぼ差がなくなってくると加入しているメリットが薄れてくるので、その時点で今後の加入については再度検討しなくてはいけません。
ですので、収入がかなり高い方は保険料も高くなっているので、文芸美術国保の恩恵は受けれると思いますが、収入が低い、または家族の扶養に入っていて国保もそもそも安い方はあまり文芸美術国保の加入メリットがないかもしれません。
年に1度健康診断を無料で受けれる!
はい、私もフリーランス初年度から加入して、3回健康診断を受けています。
ちなみに受けれる期間も決まっていますので、早めに予約してその期間内で受けないといけません。
(大体1月〜3月上旬まで)
場所はKKCウエルネスの全国の拠点のいずれかを選択することができますので、私は東京在中のときは日本橋、大阪の現在は新大阪のKKCウエルネスを利用させていただきました。
施設は健診専門ですので、スピーディで待ち時間も少なく、特に不満を感じたことはありません。
無料で受けれる範囲は基本健診まで
一応加入者は無料で受けれますが、無料の範囲は基本健診までです。
人間ドックや胃カメラ、がんなどの血液検査オプションは別途有料です。
私は35歳を超え、妻からバリウム検査を止められたため、胃カメラ検査をはじめました。
鼻から喉を通して胃の内部を見るのですが、はじめての胃カメラだったため、涙を流しっぱなしで、ぜーぜーいいながら苦労した記憶があります・・・
またあれをやるかと思うと若干気が引けますが、来年も胃カメラで頑張りたいと思います。
フリーの方でWEBデザインやイラストなどに関わっていれば、加入がスムーズに出来ると思いますので、国保を安くしたい、健康診断もキチンと受けたいという方はぜひ加入してみてくださいね。